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 BLOG 導入店インタビュー

紀尾井町 福田家【美炭酸だよりバックナンバー | 2019年秋号】

今から 80 年前、虎ノ門で開業してから後、数多の人々を魅了してきた老舗料亭で、
ミシュランガイドで 2 つ星を獲得し続ける名店
――今回は、「紀尾井町 福田家」さんに伺いました!

地下鉄・赤坂見附駅から地上に上がって、徒歩 3 分。
伝統と格式を感じさせる、落ち着いた門構えに到着です。
大通りに面していながら、門を一歩くぐると不思議なことに静寂に包まれ、一瞬で別世界に入り込んだようです…!

 

 

実はここ、福田家さんのファンには川端康成や湯川秀樹をはじめとする文化人、政財界人などそうそうたる顔ぶれもずらり。定宿として隠れ家にしてきた著名人も珍しくないのだとか。

それもそのはず、福田家さんと言えば「なくして語れない」のが、北大路魯山人。
なんとお店の内装や料理、装飾から接客に至るまで、全てに魯山人が携わってつくられたのだそうです。
その極意は、「食を楽しむには、料理そのものだけでなく、見た目の美しさや器、建物や庭といった空間の美との調和が欠かせない」というもの。書家であり、陶芸家であり、美食家でもある魯山人ならではですね…!

 

 

もちろん、福田家さんでは、そんな魯山人の作品を随所に見ることができます。
お皿に掛け軸、廊下には釣り行灯や、大きな壺!
変わったところでは、なんと男性トイレも魯山人の手によるものなのだそう。

そして卓の上には、厳選された素材に、四季折々のお料理。
旬の美味しさはもちろん、少しだけ季節を先取りして「四季の移ろい」を表現したりもするのだそう…なんという粋さ!

…そういえばお話しを伺った夏の日、片隅から聞こえる鈴虫の声が印象的でした。
気分から涼やかになる、なんとも風雅な演出ですよね。

ちなみに、「奥会津金山 天然炭酸の水」は特に和らぎ水として置いていただいています。
日本酒や食事の合間に、口の中をリセットすることで、さらに舌に美味しく感じさせる役割を持つ、和らぎ水。炭酸が柔らかくてとても良い、とのお言葉をいただいてしまいました。「料理は芸術」という北大路魯山人の精神を受け継ぐ福田家さんで、「おもてなし」のひとつとして認めていただけて光栄です…!

大切な日に、特別な体験ができること間違いなしの、福田家さん。日本の伝統と文化の美しさ、そしてその美味しさを、五感すべてで体感できること間違いありません。

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