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 BLOG 導入店インタビュー

天国茶屋【美炭酸だよりバックナンバー | 2019年夏号】

会津の歴史を育んだ阿賀川、「会津富士」とも呼ばれる磐梯山。
ふたつの間に挟まれた場所は極楽浄土に例えられ、いつしか「天国」と呼ばれた――
そんな美しい地に建つ料理店、天国茶屋(あまくにちゃや)さんに今回は伺いました!

お店に入る前、最初に目に留まったのは、いくつもの大きな池。そして店内に入ってから目を引くのが、部屋ごとに設置された大きな囲炉裏!予約をしたグループごとに、囲炉裏を一つずつ囲むような形になっています。

 

 

実はここ天国茶屋さん、一番の特徴が「炭火焼き」という点。
といっても、ただの炭火焼きではありません。なんと、目の前の囲炉裏で、自分の手で焼いて食べることができるのです!しかも食材は、長年「目利き」として第一線で活躍されているご店主・遠藤さんが選びぬいた、国内産松茸や野鮎といった天然素材。これはもう、焼きあがりが待ち遠しくなること間違いありません…!

「生の時から食材を見て、変化や香りを楽しんでほしい」というのが、遠藤さんのポリシー。「本物」を提供しているからこそ、この体験を提供できるのだそう。それはそうですよね。調理前の、生の食材を見せるという行為は、食材自体がより良いものでないとできることではありません。ノンケミカル(有機食材)にこだわったものだからこそ、食材を見せたり、まして自身で焼いてもらったりできるのだ…という説明に納得するばかりです。

 

さて、そろそろ松茸のシーズン(8月~11月頃)ですよね。突然ですが、松茸を育てる土と、陶器の制作に適した土が似通っている…というのはご存知でしょうか? 遠藤さんいわく、松茸の産地と焼き物の産地というのは、近しいことが多いのだそうです。

 

 

ということで、天国茶屋さんで松茸を召し上がる際には器にもご注目ください。より上質な松茸を入手するために、産地は時期やタイミングなどによって変わりますが、…なんとこの器、松茸と同じ場所でつくられたものなのです。丹波、備前など…その土地ごとの風情まで満喫できる、粋な演出です…!

さらにこの松茸、料理人向けの専門雑誌「料理王国」が選ぶ優秀賞にも選出されているんです。受賞した100商品のなかから更に、10品だけが選ばれるのが優秀賞なのだとか。どれほど上質な品かという証明ですね!

 

ところで、和食や郷土料理に炭酸水という組み合わせは合うものなのでしょうか…?
疑問に思う方もいらっしゃるのでは、と伺ってみたところ、「和食や郷土料理に、炭酸水が合わないとは全く思わない」との力強いお言葉。
そもそも天国茶屋で提供している料理の調理方法は、平安以前から行われてきた手法。その当時から、天然の炭酸水というものは存在していたのだから、相反するものではない、とのこと――なるほど!目からうろことはこのことです。自然の恵みである松茸や野鮎、山菜に合わせるのに、これまた自然の恵みである天然の炭酸水はぴったりだということですね。

 

 

ちなみに、「奥会津金山 天然炭酸の水」は10年以上前から使用いただいています。
初めて飲んだ時は、「マイルドな炭酸で、海外の物との違いに驚いた」とのこと。日本料理の奥深さを表現する天然素材のひとつとして、長年選んでいただけることを、とても光栄に思います!

「季節によって、より旬のもの、より良い食材を、ワインで言うソムリエのように厳選」し、提供してくれる天国茶屋さん。今度の休みには、奥会津の自然と爽やかな池にかこまれた「天国」で、炭火焼きを楽しむ…なんていかがでしょうか?

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