ZelkovA(カフェ&ダイニング ゼルコヴァ)【美炭酸だよりバックナンバー | 2019年春号】
2023.05.10表参道B5出口から直結、緑に囲まれつつも洗練されたエントランス。
上品に光を反射してきらめくシャンデリア。
大きな窓や、テラスから望めるのは、表参道を象徴するケヤキ並木――。
今回は、そんな「ケヤキ」という意味の名前を持つ人気店「ZelkovA(ゼルコヴァ)」さんに伺いました!
まず目を引くのが、天井から下がるいくつもの円環の照明。
ソファや椅子は、各テーブルごとにデザインが異なり、中には鳥籠をモチーフにしたテーブルまで!
これは全部一周するまで、通い詰めたくなってしまいそうです。
コンセプトは「多彩で自由な変化を生む街、ニューヨーク」。
どこに座っても、まるで映画の主人公のような気分にしてくれること間違いありませんね…!
そんなラグジュアリーな空間で提供するとなると、飲み物だってこだわりぬかなくてはいけません。膨大なリストの中からなんと1か月以上かけて、有名無名を問わず「ゼルコヴァにふさわしいか」を基準にピックアップしていったのだとか。
信頼がおける品として「奥会津金山 天然炭酸の水」を選んでいただけて、とても光栄です…!
実は、飲料を取り仕切る加藤さんは、元々バーテンダーの出身。
お酒の勉強を始めるとき、まずはじめに叩き込まれたのが「水の重要さ」だったのだそうです。お酒を造ったり楽しんだりするうえで、とても重要な「水」。水に詳しくないと、こだわらないといけないというのがバーテンダーとしての心構え。「天然の炭酸であるというのが特に魅力的。人工の炭酸と異なって苦味がないし、喉に引っかかりもなく、スムーズに飲める」とお褒めの言葉をいただいてしまいました!
さてデイタイムのゼルコヴァさんは、ランチだけでなくアフタヌーンティーも目玉のひとつ。ケーキスタンドに乗ったスイーツ達は…素敵の一言しかありません!
フルーツとハムの塩気が絶妙なオープンサンドに、しっとりさくさくのスコーン、光を反射してぷるぷるのパンナコッタ。ソファにもたれて、ゆったり紅茶をいただくひとときは、まさに至福…。紅茶の良い香りが、ますます幸せな気分にしてくれるという好循環です。
フロアの奥にあるエレベーターに入ってゆく人がいる…と思ったら、
なんと実は、ゼルコヴァさんが入っているこのThe Strings(ザ ストリングス)、
上層階にチャペルや披露宴会場を設置した、ウェディング・カフェ・ダイニングを網羅する複合施設なのです。
もちろん、カフェのみの利用も大歓迎。
「実は、ゼルコヴァにお越しのお客様は、リピーターの方でも、ウェディングの存在を知らなかったり、ウェディングでお越しの方は、(入口になっている)ゼルコヴァを見て驚かれたりされますね」と、唐澤さん。式の合間に寄るだけの存在に決して留まらない、カフェとしての魅力がそれだけ大きいということですね…!
伺った時は平日の昼だったのですが、なんとこの日は満席。
気になる方は、予約をしたほうが安心です。
重厚なタイルに、現代アート。華やかなソファに、あふれる緑。
クールでありつつ、居心地の良い空間。非日常と日常が交差する、不思議な魅力があふれるカフェでした。